2010年6月13日日曜日

シャングリラ3 & 快適ソロキャンプ @スイートグラス (Sweet Grass)




Shangri-La 3,アラフォー♂の快適空間です.ウルトラライトコット2台だと大分狭かったテント内も,一人だとテーブルもMacも入ります♡

もっとも,快適空間を楽しむ前に,ビールで眠り込んでしまいましたが...

今回は寝るだけでしたが,日中は太陽方向に*のシールドタープを張っておくと,テント内もまぶしすぎずに心地よいのではないでしょうか?

スリーピングバッグは,Marmotのリチウムです.-18℃対応なので,オーバースペック過ぎました.高地といっても,夏ですねえ.




キャンプ場は,軽井沢のSweet Grass です.(すいません,本文に紹介はほとんどありません.)






今回はヤボ用で軽井沢に出かけてきました.一泊して,もひとつヤボ用を済ませて,すぐに村上にも行かなければならず,どう考えても終電には間に合いません.で,仕方なしに車で出かけることにしましたが,思いついたのは...テント張れば,ホテル代が節約できるじゃん!...(決してテント泊をしたかったわけではない)

いろいろ探すと,碓氷軽井沢近くの公営キャンプ場は7月からオープンで入れません.さらに,怠慢なのか評判はあまりよろしくありません.で,肝心の軽井沢駅近辺にはキャンプ場はなく,やや離れた嬬恋寄りに高規格キャンプ場がちらほらとありますが,遠いし高価すぎます.ハイシーズンは7000円以上とか?...ホテルより高いじゃん.

でも,よーっく値段表をみると,オフシーズンの平日はなんと1000円(より)!!
というわけで,素敵な高規格キャンプ場にご予約となりました.



朝6時に出発して,3時間弱で到着.ヤボ用が終わったのはもう夕方です.ここでキャンプ場に直行すればよかったのですが,同僚と某温泉に行って,ホテルまで送って(なんとプリンス,羨ましい),目的のSweet Grass に到着したのはもう7時です.チェックインで親切な説明を受けて(せかしてすんません,暗くなる前にテントだけでも立てたいと思ったので),約15分で設営はほぼ完了.

温泉はキャンプ場に行く途中にありますが,?です. この温泉にはもう行きません.

循環式の温泉1200円+雑巾臭いタオル300円   = 1500円
快適サイト 1000円+スーパードライ250円x2本 = 1500円

どちらを取りますか? 軽井沢料金としても,どうかと思います.


Sweet Grass には他にもキャンパーさんがいらっしゃって,素敵なサイトを構築されてました.スノピもカッコいい.他にもオレンジテントやらコールマンやら,気持ちのよさそうな手慣れたキャンパーさんたちがたくさんいらっしゃいましたよ.


今回の野営セット,撤収時


さて,シャングリラ3設営手順は...

1.ネストを広げて対角線上にピンと張ってペグダウン.
2.ポールをネストに設置.
3.トンガリ帽子幕体をかぶせて,1のペグに固定...

あり? 弛んでる?   ま,いいか.

4.オレンジマットを広げて,ウルトラライトコットを組み立て(足組は既にセットしてあります)
5.イスカの枕,寝袋,サーマスのマットを広げて終了.(膨らますのは寝る前)

椅子やらテーブル,ランタンを後まわしにすれば,15分も必要ないかな...

さて,ここで撓み(たるみ)の問題です.シャングリラ3の設営でずーっと先に延ばしていた問題は,本当はどう設営するのが正しいのだろう?ということです.恥ずかしいことに,今まではネストと本体をそれぞれ別々にペグダウンしてました.計12本です...

一応は理由もありまして,初めて設営したのが土砂降り雨の中でした.当然,雨を防ぐためにまず黄色い幕を設営します.で,中に入ってゆっくりとフットプリントとネストを広げる訳ですが,これらは本体のペグの内側に別にペグダウンしてました.ペグを共有するには,微妙にサイズも合わないように感じてはいたのですが...みなさんはどうしてるのでしょう?


弛みは腹だけにしたかったのだが...



考察:今回は頑張ってネストをきっちりとペグダウンして,底をピンと伸ばしたのですが,これが悪かったようです.底を広げてもネットにはきっちりとテンションがかからずに,ちょっと弛みます.ポールも伸びずに,天井高も低くなり,ちょっと不快です.

むしろ,
#1 先に高い天井高を設定して,それに合わせてペグダウンするか,
#2 先に黄色い幕をきっちりと張って,この中にネストを入れる.ネストが黄色い幕のペグまで届かない場合には,延長する.(とんがり帽子の高さと足の長さを決めておけば,ネストの延長分も決まりますので)
#3 フットプリントは使わない.

なにか,他に良い使用法がありましたら,ご教授ください...
?あるいは,そのまんまでネストと幕体がぴったりになる高さ(黄金律)があるのでしょうか??

Go-Liteは米国のコロラド州ボールダーで生まれました.Boulderとは大きい岩の意味で,崖崩れでboulderが道を塞いでいるなどと使われます.ロッキー(岩だらけの)山脈とボールダーには共通した意味合いがあり,要するにプレートテクトニクスでせり上がったメタモルフィックな岩々ということです.この辺りにはロッククライミングができそうな場所もたくさんあります.

ボールダーは,デンバーとロッキーマウンテン国立公園の中間ぐらいにあり,デンバーへの通勤圏でもあります.大学もあり,比較的裕福で知的な人が多い素敵な町ですが,あのジョンベネ事件(古い?)などで印象は悪くなりました.デンバーからロッキーマウンテン国立公園に向かう時に必ず通過しますが,まさしく広大な平原と山脈の境界に位置しています.


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コロラドは晴天率90%と非常に乾燥していて,山歩きの重要ポイントは脱水(極めて危険)対策です.雨があまり降らないと(しばしばありますが),山中のキャンプ場で焚き火は禁止令が発動されて,とても不自由な思いをします.

勝手な解釈ですが,GoLiteは寒さと害虫に強い白人*が,乾燥高地(米国には砂のない砂漠が多い)で軽快にバックカントリーを楽しむために開発されたようです.湿度が高く,虫が多く,害虫に弱い日本人向けではありません.

なので,あくまで黄色い幕のみでgo lightly あるいは with lite-weight gearということなのでしょう.ネストやフットプリントはむしろ特殊な状態での使用を想定していて,いつも全部持っていたら全然軽くはありません!さらに,オートキャンプに利用されるなんて,アメリカ人は想像してなかたのではないでしょうか?

*ちなみにウエストナイル ウイルスが当時のロッキー山脈で問題となっていましたが,新聞載っていても気にしている人はいませんでした...

いろいろとややこしなりましたが,シャングリラ3ネストセットはソロオートキャンプでは最高です! ごめんなさい,Kim + Coup さん.使用法を勘違いしているなんちゃってアウトドアらーで...

シャン3オーナー様方,Shangri-La 3の素敵な使い方があったら,教えてくださいね.


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