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2020年11月14日土曜日

Hydrothermal Features @ YSNP

2010年9月書いた記事の焼き直しです.

もう30年ちかくも前のことでしょうか? 

学校の図書館でふと手に取ったNational Geographicsの写真に衝撃を受けたのは今でも良く覚えています.説明の文章はほとんど記憶にありませんが,その写真はなんて美しい場所なんだろうと感動しました.そこには,段々になったテラスの上から流れ落ちてくる温水と,テラスの鮮やかな色.究極の造形美が世に現れたMammoth Hot Springs Terraceが写し出されていました(記憶は多少美化されているかもしれませんが).残念ながら,完全に同じ風景は今はもう見ることはできません.


固まった石灰に埋もれた木の枝


この数十年の間に泉は枯れて来て,巨大なテラスは白い廃墟のようになっています.自然の作り出した見事な彫刻は魂を抜かれた巨大な白い石灰の固まりになってしまいました.なぜなら,水が涸れただけではなく,鮮やかな色を作り出していた特殊な細菌,温泉菌(正確には好熱菌:thermophilesというらしいですが) も一緒に死滅してしまったからです.(ここでの温泉菌は肺炎で騒がれていたレジオネラではないですよ.)


それでも当時を偲ぶような生きた泉も一部が残っています.今回はイェローストーンのHydrothermal Featuresについてお話をしてみましょう...(また超オタク話ですので,お忙しい方はご遠慮ください)



2011年5月29日日曜日

Coloradoの釣り場  後編 (デンバーからちょっと離れて)

後編はデンバーからちょっと離れた釣り場です.広大なコロラドのほんのわずかな場所を釣り歩くだけでも数年は要してしまいます.結局,2年の期間ぐらいではデンバー近郊から遠くへは行けませんでした.



釣りはやっぱりドライフライがいいけれど、複雑な流れで大物をねらうなら、ウエットフライが良し?

内容もちょっと古いですし、書き始めてから数ヶ月をへています。ご了承あれ。


2011年5月16日月曜日

Denver からの 釣り場... 中

デンバーの釣り好きの友人のために書いていますので,ちょいと古い情報です.ご了承ください.グーグルマップで新しく集落ができてたりして,ちょっとびっくりです.

3.Jefferson Lakeは標高3000mを超え,おそろしく古い地層の岩に囲まれた湖です.確認してませんが,おそらくグランドキャニオンの底と同じ時代の地層じゃないかと思ってます.

湖の透明度が極めて高く,まさしく山上の秘境で釣りキチ三平が喜びそうですが,以外に車で簡単に上がれます.ただ,標高が高いので5月でも雪で近づけませんし...雪を超えて歩いて行っても水面は厚い氷に被われていて,とても釣りどころではありません.


あの山の麓にありますが,手前の新緑が鮮やかになって来た頃に登ろうとしても,まだ氷の下です.
山の向こうには  Keystoneのスキー場があります.もっともとても歩いては行けませんが,志賀万座コース(私をスキーに連れてって♡)みたいなもんでしょうかね(嘘).

2011年4月25日月曜日

Denverから行ける釣り場  前編

暖かくなって来たので,Denverにいらっしゃる釣り好きの友人のために近郊の釣り場について書こうと思います.やや古い情報なのでご了承ください.

Dream Streamのトライコ

それと,基本的にFlyfishingで鱒釣りの話ですので,バスフィッシングに関しては釣り具屋で仕入れてくださいね.あ,ルアーは可能だと思いますが,ルールは読んでください.山はいいですよーーー

2010年9月1日水曜日

Fly Fishing @ Yellowstone NP, イエローストーン(中編)

今回は禁断の釣りの話です.まあ,これからコロラドへ遊びに行く仕事で行かれる知人のためにという意味もありますが...なぜ禁断かと言うと,釣り人はオタクでビョーキだからです.ええ,川に流されて溺れてしまうかもしれないというリスクも,ライズの前では忘れてしまいます.ですので,今回はまたしてもマニア向けの話題となっていますのでご注意ください.



米国編はあと3つ予定してますが,10月ぐらいまでに書ければ...

*   イエローストーン後編 Hydrothermal Features (温泉)
**  Grand Stair Case
*** デンバー近郊のキャンプ場とアウトドア

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2010年5月8日土曜日

キャンプ事始めその4 後編 The Geology of the Grand Canyon


今回は,アウトドアではなくオタクねたです.

カンブリア宮殿という番組がある.だいぶ以前から放映されていたようである.司会者が...だったので敬遠していたが,最近になってよく見る.若かりし頃,そう”愛と幻想のファシズム”の頃に乱読したが,過激さを好む筆癖に辟易して,メルヘンチックな春樹をむしろ好んでいた.が,最近は司会者二人にすごく魅力を感じ始めている.番組内容も良く,タイトルもカンブリア紀にあった生命の大爆発から引用してつけたセンスもいい.


話は逸れるが,20年ほど前にスカイ島近くのバーで飲んでいたら,隣にいた英国の弁護士夫妻が ”ヨーロッパで一番美しいところはノルウェーの森よ” と教えてくれたことを思い出す.機会があったらアビスコや スカンジナビア一の山ケブネカイゼなども記したいが,あれは彼らの言うノルウェーの森だったのだろうか?


さて後編.滞在2日目は,キャンプ場を離れてトレッキングへ.目指すは片道3.2km,標高差450mのスパイトンネル.


two hikers relaxing on the Coconino Sandostone Plate



グランドキャニオンの遊歩道のうち,North Kaibab TrailはNorth Rimと言われる北側の村から谷底に降りることのできる唯一のトレイルである.途中の断層であるSupai Tunnelまでは(4 miles / 6.5 km round-trip)であるが,標高差は400mあり下りから始まる.(帰りは上りである)

頑張れば南側まで歩いて行けそうであるが,谷底のコロラド川までは往復で45km,標高差は1800mある.(Round trip to the Colorado River is 28 miles / 45 km and the trail descends almost 6,000 ft. / 1,800 m.)パンフレットに,川が渡れるとは...書いていない.(すいません,ちゃんと確認してません.)

上記写真のここ,Coconino overlook(シャレではない)まではトレイルヘッドから250mほど下ってやってくる.