2011年11月16日水曜日

悠久山

土曜は諸用があって日帰り上京しました.いつもは新橋を利用していたのですが,たまたま快速が来たので浜松町へ.ホームを出ると大きな本屋があり,なぜかしら無性に読みたくなった子規関連を2冊.

小判が降ってきた!

母校の中央講堂に入るのなんて何年ぶりのことでしょうか.
旧友にあったり,母校と東京タワーをプリンスタワーの最上階から眺めたり,日帰りだったけど東京を満喫致しました.
芝公園の夕方も良いですね.東京タワーが綺麗に見えるので,三脚とカメラを持って再訪してみたいところです.

しかし,プリ◯スの安っぽいこと.以前の会合は東京會舘で美味しい食事だったのに,比べちゃうとかなりの格下げです.


写真は悠久山.



なんで子規かって?
以前に坂の上の雲を読んで子規が深層にインプットされていたのでしょう.子規の出番はすでに終えていますが,TVドラマの第三部もすぐですね.(TVを持っていればの話ですが)
結核,脊椎カリエス話になるといつも子規が頭に浮かびます.

今更ながらに子規の話を読んでみたくなった本当の理由は,世に溢れかえる無駄な情報,屑みたいな文章にうんざりしているのだと思います.もっとも自分でそれを増やす行為をしていて支離滅裂なことも承知ではありますが...


これは虚子による子規の話.もう一冊は病床の日記.

不治の病と脊椎の破壊による激痛,吐血と死臭.立つこともできずに3年におよぶ病床から絞り出されるた17字に存在のすべてを顕した小宇宙のような俳句.読む側の人生熟練度が要求されるので今までは手に取ることもためらわれていましたが,歳と共に自然と読んでみたいという欲求が生まれます.

桜亭の裏にある巨木は四季を表しています.

悠久山の散歩道.もみじのトンネルと落葉.

紅葉を数枚拾ってデスクトップを飾りました.すぐに丸まって色が変わってしまうので,透明なマットの下に挟みます.昨年の葉がまだ残っていて,驚くべきことに黄色と赤色が消えていません.なぜだろう?

ドラマでもありましたが,京の柊家で紅葉をハンケチに写し取ろうと石で叩く情景.まさに虚子が見ていたのですね.

今年に珍しい真っ赤.

赤から緑へ

公園なのでもみじが多い道

まだまだこれからなので,今週末でも良さそう.

階段を登ると

三島億二郎の碑

ほんの少しですが,上のほうが色が濃いような
文京区の子規ゆかりの地をまた歩いてみようかしら.

2 件のコメント:

shin さんのコメント...

これは何ミリくらいの広角なんでしょうか。すばらしいです。
35mmフルサイズでこれくらいの超広角ということはNikon 12-24mm?
あれ、よさそうだけど高いですよね。

とど2号 さんのコメント...

shin様 こんにちは.
これは御高診のように14-24mmです.ブログお気に入りに広角を上手に使われている方が二人ばかりいらっしゃいまして,迫力に圧倒されて購入してしまいました.(お一人はコンデジかもしれませんが)
ほとんど14mm側しか使わないのでズームの必要はないのですが,評判の良いレンズみたいです.写真を見なおしたらどれも開放F2.8で撮っていて,ピントも合っていなくてかなり恥ずかしいですね.
辺縁部のdistortion が面白いので愛用してます.