2013年1月6日日曜日

定期借地権(マンション)という考え方.賃貸派 or 購入派 それが問題だ.


衣食住とはよく言ったもので,これらにかかる費用は避けられません.

どうも東京の住居環境のハードルの高さに辟易して,悲観的なものの見方になってしまいます.その上,光熱費,交通費に加えて,通信費なるものが最近ではもっともコスト高でしょうか? 写麗てるねですが,コスト削減できるのはお洒落の洋服代ぐらいですね.アウトドア衣料も,ほとんどはアメリカで格安で買ったものをずっと使っています.


12月末 曇天=長岡の晴れ

さて,賃貸か購入か(住宅を)は永遠のテーマですが,トド的にちょっと考えてみました.もちろん,家庭事情でまったくナンセンスな理屈となってしまうかもしれませんが,都心部で住居が新たに必要となったという偏った仮定でのお話です.また,いわゆるマンションと呼ばれる共同住宅に限った内容です.

本記事はあくまでも”写麗てるね”の愛読者向けに書いた雑事です.経済の専門家でもないですし,ファイナンスアドバイザー(笑)でもない素人の戯言です.内容の信憑性については責任を持ちませんし,転用,転載はお断りしておきます.著作権も破棄していません.

今回のテーマは,分譲マンション,賃貸,定期借地権マンションの比較ですが,定期借地権がいかに有利であるかという結論になりそうです.判断は自己責任で.

追記1,2書きました.2013/01/07 23時



賃貸派,購入派なんて検索すると,色々と議論されていて混乱してしまいます.延々と数字が並べられていて,結局は大差なかったりとか,仮定がめちゃくちゃだったりとか...

例えば,金利3.0%固定で35年ローン(購入)とか,貯蓄を投資して年利3%で回せば(賃貸)とか...いつの時代の話でしょうか?あるいは,これがちょっと前の常識値であるなら,ここ数年で既に仮定した数字は破綻していますね. 都心部で30年以上も同じ所に住む仮定なんてかなり無理がありそうです(マンション購入・賃貸の場合).逆に,30年住んでもいい場所と建物が見つかって購入できたら素晴らしいですね.35年の損得シュミレーションなんて最も重要な満足度や転居,景気と人口動態統計のリスクは勘案されていませんから,数千万円〜1億の支払いの中(住居費用)で100万円単位の収支の差なんてそれこそ消費税の差の十分の1ぐらいになってしまいます.(もちろん,100万円単位が大したことではないと言う意味ではなく,予想の誤差のなかに簡単に飲み込まれてしまうということ)

毎回食事するのと同じように,例え持ち家があったにしても住居にもやはりある程度の固定・変動支出があります.転居が多いのでつくづくそれは感じさせられますし,特に都心に異動となるとかなり深刻です.出費は必要なものとして諦めて,少し効率を考えてみましょう.30年後は予想しにくいので,5年ごとの見直しというのはどうでしょうか?都心部マンションの設定で,社宅や郊外物件,戸建はややこしくなるので考慮してません.購入は住宅ローンです.

プランA 賃貸5年    5年後に購入あるいは賃貸継続
プランB 新築購入   5あるいは10年後に売却→賃貸,あるいは居住継続
プランC 築浅中古購入 5あるいは10年後に売却→賃貸,あるいは居住継続

投資効率を考えれば賃貸物件はできるだけ費用をかけないで建設維持されているのは常識ですが,最近は新築から築浅の分譲賃貸も沢山あり,購入と同様の良い部屋に賃貸で入居することも容易です.ただ家賃はやはり高く,分譲価格の5%程度は必要だと思います.この辺りの数字は微妙で素人の僕にはよくわかりませんが,新築分譲投資への微妙なラインではないでしょうか?(実際は維持費用や資産価値減少のリスクがあるので表面利回り5%なら投資はしないと思いますが,一方で住むつもりで購入した住居を貸し出している例も多いので現実的にこの程度かなと...)

一方で,賃貸価格の需要が最も多いのは,この新築分譲賃貸価格より大分低いと思いますし,探してみると実際にそうでした.このピークは新築分譲物件と比較すると狭くて作りも悪いものが多いです.そりゃそうですね.家賃プラスαあるいは最近は家賃マイナスβの値段で新築を売りまくっていますから.少し前なら,家賃にちょっと足すだけで買えますと謳ってましたが,今は月々の家賃より支払いは安いと宣伝してます.しかも,頭金なし... 議論終了.



曇天の太陽も美し


と言いたいのですが,所有マンションには最近になってやっと当たり前に認知されてきた維持費が必要です.管理費・修繕積立金・固定資産税と都市計画税がかかるので,月々に換算するとプラスαどころかダブルΖです.?おまけによく見ると,修繕積立金の初期一括払いや不動産収得税,ローン保証料などの初期費用が色々ある上に,ローンも変動金利35年で計算されていたりします.(数字に強いなら,住宅ローンの税控除と損益分岐点もわかりますが,僕にはちょっと無理)

ちなみに,個人的にシュミレートした結果,ローンは最初の5〜10年はできるだけ低金利で,支払いは25年以内でというのが最も効率的でした.当たり前か?(お借り入れは計画的にかつ自己責任で) 

長期返済を選ぶと,金利変動の不安から固定金利を選びがちになり,さらに長期の固定金利は現状ではやや割高な印象です.(以前と比べれば格安ですし,政権交代などもあったし長期的に逆転すればラッキーですけどね)


いやあ,気持ち良いですね.既に汗だく


さて,前述のプランA〜Cに戻りますが,比較計算は簡単です?

1.住みたい条件の物件を賃貸,中古分譲,新築で探す.
2.
最も計算が確実と思われる賃貸物件の5年間の費用(家賃,管理費,更新費,仲介手数料,礼金)と購入費用(分譲価格,ローン保証料,登記費用,売買手数料(購入・売却ともに価格の3%),不動産収得税,ローン支払い合計,支払い金利合計,管理費&修繕積立金合計,固定資産税&都市計画税合計,場合により差益に税金?)− 売却予想価格(実はこれが最も難しい)を比べてみるだけです.ローン手数料は返金されませんが,ローン保証料は一部返金されますのでプラス.税控除もプラスしていいかもしれません.

売却予想価格は,築5年,10年の物件と比べてみれば予想できそうですが,実は株価の変動同様に1〜2割程度は新築価格もサインカーブ状に推移しているみたいで,予想困難です.

給与半年分ぐらいは簡単に差がでそうなので,一生懸命に考えてみたのですが,どちらが効率的であるかは結論は出ず...結局は税金と不動産屋さんが潤うだけという悲しい現実でした.(仕方がないでですけど)

✕ よく,新築分譲は購入と同時に2割は価値が下がると言われますが,購入経費と新築広告費を考えるともっともだと思います.
✕ だだし,探せばわかりますが,築浅の物件が2割引きで買えるかというと...まず無理でしょう.新築時のマーケティングは周到に行われてますし,意外に相場があります(掘り出し物は無いけれど,面積立地相場で売られている粗悪な物件は多々あり).むしろ,前述のように景気の変動に左右されている印象が強いです.
✕ 指定司法書士の費用60万円という業者がいました.リノベーション物件でしたが,一事が万事ですので見えないところで他にも色々と...


ランチのために均します.ここは埋もれたテーブル.


結局のところプランA〜Cのどれが効率的かというのは,景気の変動の要素が強すぎて議論が困難ということになります.

一方である程度確定している要素もあります.ローン返済総額です.シュミレーションツールが色々あるので,試してみました.

① わかりやすく,ちょっと極端に3%固定金利として計算してみます.ブログ記載時点ではナンセンスですが,ちょっと前あるいは今後はありうる数字かもしれません.ここでの目的は35年ローン,25年ローンで最初の5年目,10年目に支払った元金の割合比較です.5000万借入として計算しました.
(ヤフー不動産のツールで自動計算してますが,面倒なので他のツール検算はしてません.) 
ローン年数    5年目返済総額・元金返済額・元金割合  10年目   
35年       1154  436      37.8%                                           2309 943      40.8%
25年                            1422  742      52.2%                                           2845 1566    55.0%

金利設定が高すぎるので差が顕著ですが,5年目の35年ローンでは返済総額に対して元金は37.8%, 25年ローンでは52.2%とより長期ローンにおける当初の元金返済比率は特に低く感じます.

② 今度は月々返済額一定で金利固定.借入額を変化させてみました.
金利固定,月20万の返済で返済額は2000,4000,6000を何年で返せるかです.手頃なツールがなかったので概算として参考にしてください.
        2000万    4000万    6000万
金利2%    9年     20年+   35年
金利3%    10年    23年    ?

例え金利2%固定であっても,最初の2000は9年で返却できるのに対して,次の2000は11年かかります.その次は14年ぐらい必要になります.
金利が3%に上がるとその差は顕著で,6000は20万の返済固定だと35年では全然返却できません.ちゃんと計算してませんが,40年ぐらいはかかるのではないでしょうか?

要は借入が増えると,返すのは急に大変になるということです.
言うまでもありませんが,借入を倍にしても月々返済額も倍にすれば問題ありません...倍額返済ができるかは疑問ですけど.

◎借入額4000万円,6000万円をそれぞれ2%金利固定,月20万程度の返済で三井住友ツールで計算してみました.これは現在ではリアル情報です.

借入額    4000万円  6000万円
ローン金利     年2%固定
毎月返済額  20.23万   20.28万円
ボーナス返済    なし
諸費用合計  86.5万   161.3万(主に借入額と期間による保証料と登録免許税の差)
借入期間   20年    34年
返済総額   4856万円   8274万円

2000万借入の
支払い利息  428(x2)   758(x3)
保証料    43.2(x2)           53.8(x3)
必要経費計  461.2(x2)         811.8(x3)

ちなみに保証料は保証人の代りではないので,借りた側にはなんの保証もしてくれません.貸した側の保証です.なんだかトイチで借りる時に,10万借りたのに9万だけ渡されて10日後に10万返済みたいな...(利子は当然1割ではなくて1.11割)

あんまり書くと,ローン審査蹴られるかな?


おままごと道具持参.ハッピネス魔法瓶があれば湯沸し道具も必要ないんですけどね.


実は今回の記事は定期借地権マンションに対する非難へのアンチテーゼです.借地権マンションに対して,特にネット上で資産価値がないだのスラム化するだのと暴言が吐かれていますが,本当でしょうか? 実は定借マンションは完璧すぎて,書いていて怖くなるほどです.



一応説明おきますが,定期借地権マンションというのは,普通の分譲マンションが敷地を区分所有しているのに対して,敷地は定期借地であり地代を払って建物のみ区分所有する形態です.土地を購入しない分,割安で分譲されています.代わりに地代を払う必要がありますが,最初に一括である程度の費用を払っている分譲形態であれば,地代は土地の固定資産税程度です.おまけとして,大企業や都が所有している売却できない一等地のこともしばしばあります.

--------- 追記1 -------------

◯いくつかのサイトで定期借地権マンションは所有権マンションの3から4割引やら7掛けやらの記事がありましたが,調べてみると港区では80%程度が多い印象です.関連記事
例えば65平米 7000万が5600ぐらい.
というわけで,後で繰り返しているかもしれませんが,下記の仮定は 6000 vs 4000よりも6000 vs 4800が妥当です.お許しあれ.

◯ローン購入を前提にしてますので,所有権 vs 定期借地権の議論が,より安い物件を短期間ローンで購入することが有利という議論に置き換わっている面があります.ただし,現状では類似物件で割安というのは(立地を変えない限り),定借しか思い浮かびませんでしたのでご理解ください.いい案があれば,ご教授を.

◯港区はどう考えても供給過多,建てすぎみたいですので,今後は賃貸により有利になると推測してますが,現時点での目安とお考えください.

--------- 追記1 終-------------

さて,ここに2つの分譲マンションがあり建物の条件は全く同じですが,一つは土地所有権付き,もう一つは定期借地権とします.価格はそれぞれ6000万円,4000万円と仮定します.(さすがにこの仮定は無理があり,借地でも7〜8掛けの4200〜4800とすべきかもしれませんが,設定を安易にするためと後述する理由のために上記で続けます.)

住み心地は同じ,土地所有権に対しての満足度はちょっとだいぶ違うかもしれません.当然,所有権のほうがずっと気分いいです(これは後述で逆転しますよ...たぶん).管理費と修繕積立金などの維持費は基本的に同じ(建物の固定資産税は同額,土地の固定資産税は地代と同じ)ですが,借地の方は解体費用として月に7000円程度余分にかかり,気分はさらに悪くなります.

購入は無謀にも頭金なし,全額借金で月々の返済は20万円ぐらいとします.(さっき計算したので利用しやすいから...)

◯さて10年後です.住み心地はどちらも一緒.大規模修理も同じです.所有権の満足度は高いですし,借地権もそこそこ良いと思います.ただ,借地組は解体費用の84万円が積み立てられています.解体費用の余分な出費がちょっと気分を害してます.

10年目のローン状況は...
ヤフーツールで簡単に計算しますと.(誤差あり)

所有権組  支払い総額2400万 元本返済額 1319万円です. 残高は4681万円です.
借地権組  支払い総額2400万 元本返済額 1780万円です. 残高は2220万円です.

払った金額は同じでも,元本返済額が異なるのは前項で説明済みです.金利2%はそれほどおかしな設定ではないと思いますし,金利が上がれば差はますます開くのも説明しました.

◯さて,20年後. 借地は解体費用168万円が積み立てられています.


所有権組  支払い総額4800万 元本返済額 2930万円です. 残高は3070万円です.
借地権組  支払い総額4800万 元本返済額 3953万円です. 残高は47万円です.

すでに示したように,借入が4000万円,月20万返済なら総額4800払った時点でほぼ完済です.(当然,6000万円なら月30万返済すれば完済ですが...)

建物は一緒,修理も一緒.住み心地は一緒.満足度は...なんだかわからなくなってきました.

◯書きたくありませんが,30年後.

所有権組  支払い総額7200万 元本返済額 4896万円  借入残高は1104万円です.
借地権組  借入はなく,貯蓄は2400万円(ちゃんと月20万積み立てた場合であって,多分,ほとんど浪費していると思いますが,一応)

建物は一緒,修理も一緒.住み心地は一緒.満足度は...怖くて書けません.

そろそろ建物も老朽化してきました.まあ,あと20年は使えると思いますが,そろそろ建て替えも検討でしょうか? 建て替えは一戸当たり解体に500万,建築に2000万かかるそうです(新築の販売業者曰くで,信ぴょう性は知りません).
そう言えば,借地組には解体費用254万円が既に積み立てられていました.

今後,さらなる法改正があるかもしれませんが,現状では所有者の8割が賛同しなければ建て替え案は成立しませんし,ローン残+解体および再建築費用3604万円がでますでしょうか?
通常は 建て替えはできないでしょう.建て替え期間に住む場所も必要です.

マンションの建て替えが成功した事例はかなり稀ですが,入居者の同意以外にも大きな条件があります.それは都心部で再建が注目,必要とされ,建ぺい率に余裕があることです.今現在の新築のマンションは既に建ぺい率一杯で建てられていますので,土地にゆとりのある設計の築古の団地タイプということになります.(土地は所有しているので,より広い床面積のマンションを建てて余った分を分譲して建築費用を賄う,ある意味の等価交換)
あるいは住むに耐えなくなったボロボロ共同住宅だったり,資産価値がある土地なので企業が介入に積極的になった場合かもしれません.

参考文献

残念ながら,現段階での共同住宅の土地所有権は...絵に描いた餅になる可能性があります.実際,赤坂TBSのすぐ近くの高台に高級マンションがあります.居室は100㎡でリビングは南向きで天井高3m!!なんと区分所有値の地価は4〜5000万(予想)程度ありますが,6000万円代前半でも売れてません.管理超良好,修繕積立金はちょいと不足気味,建物も良いのですが,ちょっと広すぎ,維持費高すぎか? 10から20年後に壊して更地にするか,もうちょっと部屋を小さくして戸数を増やす再建築の確約があれば魅力なんでしょうが,先のことはわかりません.

法改正で建ぺい率が変更になったとしても,あえて地権者(前居住者)がいる物件に割高で購入する時代ではないでしょう.古い賃貸を含めれば圧倒的に供給過多になっていると思います.


◯一応書いておきますと35年後以降

所有権組  ローン支払い終了.
借地権組  無理だと思いますが,使い込んでなければ貯蓄は3600万円

この時点で更地になった土地資産価値の2000万と比較していかがでしょう?
現実には居住者のいる区分マンション下の土地に資産価値はほとんどありません.建て替えや立ち退きなどの住民の意思統一がもっとも大変だからです.



全くの予想ですが,建てすぎ老朽化マンションの乱立+高齢化&人口減は10年後の共同住宅概念をひっくり返すかもしれません.(年金もそうですけどね)


年賀葉書買ったらもらったコヒー.あれ,おまめさんって防水仕様だっけ?大丈夫か??


一応,賃貸にした場合も書いておきましょうか.利回りと資産価値はある程度相関するので,売却についてもちょっとコメントしておきます.

安易な設定かもしれませんが,6000万円のマンションが表面年利5%で貸し出せた場合.
借りる人にとっては,土地の所有権なんて全く関係ありませんので,借地マンションも同額の家賃が入ります.

◯新築時
所有マンション 家賃300万 表面利回り 5%
借地マンション 家賃300万 表面利回り7.5%

◯10年後にマンション価値はちょっと下がって6000→4000万となったとします.想定家賃も240万程度と安くなりました.

10年後

所有マンション 家賃240万 表面利回り 6%
借地マンション 家賃240万 表面利回り ??


借地マンションは暴落しますでしょうか? 例えば同じ2000万円下落したとして,評価額2000万円.あるいは4000/6000=2/3と同じ下落率とすると2667万円の評価になりますが,それぞれ

もう一度10年後

所有マンション 家賃240万 表面利回り  6%
借地マンション 家賃240万 表面利回り 12%あるいは9%

借地を考慮しても,評価額2000万円となることはないでしょう.ローン残高を考慮しても,既に売却益(ローンは残らない)は出そうです.実はこの辺りが借地だからといってもやたらと評価額は下がらない(と思う)理由であり,当初の所有権6000万に対して借地4000万の設定は安すぎと思うところです.新築でも築10年でも,せいぜい8掛けではないかなと(後述している借地権マンションだからと言って,むやみに新築時に安価ではなく暴落しないと思う理由)...

◎10年後に売却を検討しました.ついでに賃貸と比較してみます.

それぞれ2000万円下落したという仮定よりも評価額が三分の二になったという設定のほうが現実的と推測(上記理由により)すると... 

◯顕著に値下がりした場合.

新築時の2/3の評価額 所有権 4000万円評価額に対してローン残高は4681万円で,すでに売却困難です.

かかった費用・損失は... 評価損6000-4000 + ローン残681 + 購入時の保証料など 161 + 売却手数料 120 (4000の3%) + 10年間の利息 1071 + 税や引越し費用など? = ...おっと,計算がおかしいぞ! それに保証料は一部返却されるか...でも,修繕積立金の初期一括分もあるし...チャラにして...? ややこしい. 

やり直し.
売却するので手元に資産はのこらないので,総支出を比較します.

支払った額+残資金(売却後のローン残)+諸経費.ついでに賃貸と比較のために維持費4万/月を計上(管理費+修繕積立金で2万 固定資産税2万:年24万) 

所有権の出費(評価額4000) 2400+681+161+120+(4x12x10)=3842万円の出費...ホントかいな?
借地権の出費(評価額2667, 売却手数料3% 80,  保証料 86.5) 維持費5万/月( 管理費+修繕積立金で2万 ,建物の固定資産税1+地代1+ 解体費1:さっきは解体費0.7だったけどキリの良い1で) 2400-(2667-ローン残2220)+80+86.5+600=2719.5万円の出費...住居ってお金かかるのね. 

ちなみに賃貸は (家賃25万+管理費1万)x 120ヶ月でいかがでしょう? まあ,更新料とか手数料もかかりますし,分譲マンションと比較して内容,値段に疑問は残りますが...
◯ 月26万の家賃だと10年で3120万円...もかかるのね...こんなとこ住めないし,あくまでも架空の参考値ですよ.二分の1でお考えください.

ほどほどの値下がりした場合 新築時の5/6 

所有権(評価額5000万) これは簡単で 前回の3842-1000+30(売却手数料は150万)とすると,2872...お,やっと賃貸と並んだ
定借権(評価額3333) 同じように 2400-(3333-2220) +80+100(売却手数料3%)+600=2067万円の出費 

まあ,最近は供給過多で賃貸に有利な傾向があります. 家賃20万円,管理費1万円だと,10年で2520万円 
新築6000万円の物件が月21万(利回り4.2%)であるかと言われれば?...後楽園駅前浅築一流施工物件ではありましたが,掘り出し物みたいで即決されてます.(僕みたいな普通の人には賃貸の方が掘り出し物があるかな?)

 新築3000万だと10.5万/月ですが,維持費は変わらないので12万とすると...これは人気物件でしょう.たぶん. ..

仮に所有権マンションは値上がりして,定借権マンションが半額になったら...?
築10年で残り定借権40年で半額なら即買いですし,投資相場から言ってもありえないでしょう.計算する気にもなりません. 

多くのマンションは現実的には建物しか所有していないという概念を受け入れれば(敷地が広くて古いマンションは例外として),初期費用が安いことが総リスクをどれだけ下げるかが理解できます.もっとも定借権マンションはこれほど安くはならずに所有権の8割がせいぜいだと思います.6000なら4800ぐらい.逆に言うと,10年後に本当に暴落するなら,中古定借権マンション購入からスタートするのはとても効率的です.(地代が合理的で暴落したマンションは見たことがありませんが...)



--------- 追記2 -------------

追記1の仮定にそって再考しました.

             所有権   定期借地権
新築           6000                 4800
10年                                            5000                 4000 あるいは3500
(定借は所有権の80%あるいは70%と仮定)

値下がり額                                1000                 800   あるいは1300

◯10年後の評価額を5/6として,定借の評価額は所有権の80%あるいは70%(下がり幅が大きい)と仮定しました.70%となると値下がり額は逆転して300万ほど所有権より損失がでます.ローン利息と手数料を考慮すればこれでも定借が有利とは思いますが,現金一括でご購入された方は所有権が有利なようです.現金一括で買われるなら20年後はもっと有利かもしれませんが,定借でも投資物件としての評価額以下にはならないでしょう.20年後は所有権の評価額もかなり怪しいものと思われますし...

再考すると,やはり所有権vs定借権というよりも,ローンを組んだ場合の借入額(期間)での比較と考えたほうがいいようです.ただ,前述のように住みたい地区限定&ローンで買いたい場合には定借は良さそうですし,あるいはローンを組むぐらいなら賃貸もやはり低リスクで,今後はますます賃借人有利に変わるかもしれません.

--------- 追記2 終-------------





◯さて,20年後.ちょっくたびれてきましたが,建物はまだまだ現役.なにしろスーパーゼネコンの建設ですから.評価額はさらに下がって所有権6000→3000万円とします.家賃はさらに下がって年200万円.借地評価額も当初の半額の2000万円とすると

20年後
所有マンション 家賃200万 表面利回り  6.67%
借地マンション 家賃200万 表面利回り 10%



借地権マンションは解体を前提としているからもっと資産価値は下がっているでしょうか?でも,あと30年は使えますよ.それに解体の目処も立っているし...

ちなみにローン残高に対する表面利回り計算をすると

20年後
所有マンション 家賃200万 利回り       6.5%
借地マンション 家賃200万 利回り      ローンはないので無限大 ∞% (でも維持費があるからそんなには甘くない)


◯さすがに30年後は止めておきます.借地権マンションは30年後にスラム化すると議論されていましたがどうでしょうか? ほどほどの家賃で十分採算が取れるので貸し出しはより容易ですので,賃貸物件としての入居者確保・競争力は借地の方が有利だと思います.
30年経過して建物もある程度古くなった時に,所有権はあるけれども住民の同意は得られず解体および再建費用の目処がつかない場合と,あと20年はちゃんと利用できて解体費用も積み立てられている場合と...どっちがいいのでしょうね?


別に所有権マンションを否定しているのではなく,定借はあくまでも特殊例ですから...ただ,下記でボロクソに言われているので,本当かなと反論したくなったまでで...
http://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/209287/1


想定定借マンションはこれ
http://www.31sumai.com/mfr/X1002/

参考にした分譲中古は,赤坂にある築35年強のパークマンション(三井の最高ブランド)です.実際に見てきましたし,これを書いている時点でも(数部屋)売れ残っています.資産価値のある土地付きなので共同住宅の土地所有権について一考になるかも? それとも実は当たり物件??

個人的には資産とはキャッシュフローを生むものであって,資産価値はCFの大きさで決まると思っています.すなわち,高価なものでも自分で使用していればむしろ維持費のかかる負債だと思います(ロバートキヨサキの受け売り).売却時に初めてキャピタル・ゲインがあるかもしれませんけど,税率も高いし,その後が続かないし...

本記事はあくまでも”写麗てるね”の愛読者向けに書いた雑事です.とど2は経済の専門家でもないですし,ファイナンスアドバイザー(笑)でもない素人の戯言です.内容の信憑性(特に想定数値)については責任を持ちませんし,トラブルは嫌ですので転用,転載はお断りしておきます. 

尚,定借マンションについての講演依頼に関してはコメント欄まで...嘘



ランチ準備中.隣から物欲しそうに覗く食いしん坊.


はあ,疲れたあ〜.けど,意外に名文迷文かも.特にローンの借り過ぎにご注意くださいってとこは...ご利用は計画的に...

あと,定借マンションを買うと決まっているわけではなく,永住したい場所があるならやっぱり所有権でしょ! ほとんどは所有権マンションだしね. あれれ. 

それに住民が愛着を持っているような住宅地,低層の小規模マンションなら30ー40年後からじっくりと再建計画ができるかもしれないし...(でも,やっぱり希望的観測かなあ)

ホントはおもちゃとおままごと道具も置ける一戸建てが欲すい.

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