やっぱり黄色は絵にしやすい. |
坂の上の雲を観て,ついでに新発見されたダビンチ絵画の番組を観て,外を見ると星が少し見えます.あまり乾燥していないのか,100%の星鑑賞コンディションというわけではなさそうですが,月もないのでカメラを抱えて撮影に出かけてきました.
ダビンチを観てから出発の準備を始めたので,家を出たのは12時半ぐらいになってしまいました.それでも車15分,歩き10分なので1時頃には現場到着です.満天とまでは言えませんが,長岡にしては上出来の天気ですね.しばし星空に見とれていると,北斗七星付近に結構明るい流れ星が一つ光りました.好条件かなと期待して天頂にある双子座付近をしばし眺めましたが,真上をみるのは頸が痛いだけで星は流れません.
そこで,カメラをセットして撮影しながら寝床の準備をすることにしました.D90の唯一の欠点は,自動連射ができないこと...(たぶん).ハバハバを組み立てながら,いちいちリモコンでシャッターを切ります.
双子座流星群の予行演習みたいなもんで,今回は流れ星を撮ってみようというつもりです.設定は極簡単.星やら花火やら蛍の今までの撮影経験を生かすのと,先達の物真似をしてみましょう.
一番撮影条件が近いのはやっぱり蛍だと思います.同じ暗がりに光る花火はとても明るいのでf16ぐらいまで絞って撮影しますが,蛍撮影はできるだけ明るいレンズで開放にします.ホタル撮影との違いはピントが無限遠になることと,WBぐらいでしょうか.
動きの速い微細な光の撮影は露出時間は無関係で,感度と絞りだけに依存します(だそうです).動かない微細な光は長時間露出することで積算されて明るく見えてD90ですと最高感度のISO3200,絞りは開放ですが,レンズを3518にするか,18-105mmにするかは迷いどころでした.広角でも光量が足りなければしょうがないし,明るいレンズでもフルサイズで50mm相当だとちょっと狭いかも...なにしろ,どこに流れるのかわかりませんから.
撮影は25秒を30回弱です.見えた流れ星は二つだけで,明るい方はかろうじて写真に捉えることができました.でも,これだけ淡いと,もっとでかい流れ星を待つか,システムを再考しないといけないようですね.
D90 18-105mm ISO3200 f3.5 25s WB4000K NR-off 拡大しないと見えないくらいにわずかです. 1から2等星ぐらいに見えた気がしたのですが,f3.5だとこの程度でした. |
月がなくて真っ暗だと無限遠にピントを合わせるのは大変ですが,今回は街の夜景があったので超簡単でした.夜景にオートでピントを合わせて,動かないようにマニュアルに変更しただけです.WBは適当.露出時間は,バックグラウンドが明るくなりすぎて邪魔しない程度で,目印になる星が美しければ良し.そのかわり,短い場合には頻繁にシャッターを切る必要があります.(D90はこれが面倒)
個人的には星が点に見えないといやなので,中望遠では長くても10秒以内,広角でも20秒程度までにしたいところです.撮影面積はそのまま成功の確率に比例しますので,できるだけ広角がいいですよね.できればFX機,ISO12800で24mm f1.4ぐらいで,5秒間隔で自動連射してみたいものです.これだと,同じ流れ星がとどの写真のよりも20倍以上明るくなりそうで,迫力のある写真になりそうです.たぶん動画でも十分に見えるのではないでしょうか...
右上がカシオペア,真上がアンドロメダです. もちろん,流れ星は写ってませんよ |
昨晩はとーっても暖かくて,星空観察もテント泊も快適でした...が,眠くなったので観察は1時間弱でテントに潜り込んでしまいました.
夜中になぜか熊に襲われた夢をみて,びっくりして飛び起きて...寝不足でした.(お酒の代わりにコーヒを飲んで寝たからかも.)
翌日のプチ忘年会でも寝不足ランナーズハイのまま飲んだので,ちょっとやかましかったもしれません.同席した他のお客様,お店のお方にご迷惑だったかも...すみません.
3 件のコメント:
春に長岡に行きたいなぁ
センセ そちらに遊びに行くからつきあってくださいね!
ジミーさん,良子さん ご無沙汰してます.
ご無事でなによりです.
長岡,ぜひ遊びに来てください.とびきりの日本酒と新鮮な地魚,たんまりと用意させて頂きますよ.
”とど”みたいになった二人より.
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